付加価値 added value 2004 1 20

 コンピューターの大容量記憶装置であるハードディスク(HDD)には、
いろいろな利用方法があります。
たとえば、2台のハードディスクがあるとします。
そこで、2つのシステムが作れます。

 2台のハードディスクを、
Aのハードディスクと、Bのハードディスクとします。
そこへ、「abcd」というデータがあったとします。
どのようにして、この「abcd」というデータを書き込むか。
(案の1)
ハードディスクA
ab
ハードディスクB
cd
(案の2)
ハードディスクA
abcd
ハードディスクB
abcd

 案の1では、ハードディスクへの書き込みスピードが、2倍になります。
しかし、2台のハードディスクのうち、1台でも故障すれば、終わりです。
 案の2では、ハードディスクへの書き込みスピードは、変化しません。
しかし、2台のハードディスクのうち、1台が故障しても、問題ありません。
 持ち歩きの多いノート型パソコンは、案の2がよいでしょう。
据え置き型のデスクトップ型のパソコンは、案の1でも可能でしょう。
 しかし、ハードディスクの価格が安くなった現在では、
さらに、もう2台のハードディスクを買ってきて、
案の3にする方法もあるかもしれません。
(案の3)
ハードディスクA
ab
ハードディスクB
cd
ハードディスクC
ab
ハードディスクD
cd

 たまには、昔話をしましょう。
昔、ある時、私が、パソコンを修理していると、
知人が来て、新しい画期的なソフトがあると言ってきました。
 昔のことなので、正確に覚えていませんが、
見ると、「ウィンドウズver1.0」とありました。
 さっそく、使ってみると、
フロッピーディスク装置が、にぎやかな音を立てているだけで、
画面は、なかなか変わりませんでした。
 あの当時は、今みたいに、
大容量のメモリもなく、
大容量のハードディスクもなかったのです。
記憶装置といえば、2台のフロッピーディスク装置でした。
 「ウィンドウズ」というシステムが、
2台のフロッピーディスク装置の間を、行ったり来たりしていました。












































































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